人事考課は意味がないって本当?【人事考課を効果的に活用する具体的な方法】

あなたの会社には、人事考課はありますか?

ファーストステップ株式会社の鈴木進一と申します。

明確な基準がないから作りたいとか、あった方がいいのかな…とは思うけど、作っていない…と、悩まれている方もいるかもしれません。

しかし、人事考課というのは得てして”絵に描いた餅”になりがちな制度の一つです。

  • そもそも人事考課とは何か?
  • どうして人事考課はただ作るだけでは意味がないのか?
  • 意味のある人事考課にするためにすべきこととは?
  • 採算と人事考課の紐づけ方
  • 人事考課づくりに成功することで、何が起きるのか?

今日はこういったテーマで記事を書いていきたいと思います。

 

人事考課とは

人事考課とは、社員の勤務態度や能力、貢献度などをもとに業績を一定の基準で判断する制度のことを言います。

この人事考課があることで、社員が頑張りを認められたと感じることができたり、良い評価を取るために頑張ろうと思えたりするというプラスの効果が得られることもあります。

その反面、モチベーションが上がらないどころか、かえってモチベーションが下がったり社員の不平不満の原因になることもあるので注意が必要です。

 

どうして人事考課は意味がないのか?

人事考課は意味がない…と言われるのは何故なのでしょうか。人事考課を作ったことがプラスに働くどころか、マイナスになってしまうこともあります。

それには、主に3つの理由があります。

 

1. 公平でないから

公平性を保つために作ったはずの人事考課制度なのに、その制度の評価基準自体が本当に合っているのかどうかが分からない…という問題があります。

その評価は、本当にその人のためになっているのか?基準として正しいものなのか?など、企業の論理で制度を作ってしまったばかりに、かえって不公平感を感じる人が出たり、社員のモチベーションが下がる要因になってしまうことがあります。

2. 査定する人の感情で決まってしまうから

人事考課を制度として作っても、必ず査定する「人」の存在を介すので、その人の好き嫌いとか、印象といった感情で決まってしまうことがあります。

それが事実かどうかは別として「えこひいき」だと感じたり、「正当に評価されていない」と感じた結果、モチベーションが下がってしまう人が出てきます。

3. 仕組み自体が時間の無駄になってしまうから

会社がより良い方向に進むために新しい人事考課を採用しても、そのせいでかえって社員のやる気が削がれてしまったり、不公平感により軋轢を生んだりすれば、結果として制度構築の時間も、査定の時間もすべて残念ながら時間の無駄になってしまいます。

 

どうすれば意味のある人事考課になるのか?

上記3つの理由から、人事考課の作り方次第では、かえって不公平感を生んだり社員のモチベーションが下がったりと、悪い影響を及ぼしかねないこともお分かりいただけたかと思います。

とはいえ、人事考課が要らないのか?と言ったらそんなことはありません。

作り方次第で意味のある人事考課制度にすることができます。

それは具体的にはどんな方法かというと、採算と人事考課をマッチさせるという方法です。

つまり、会社の利益に貢献した人が、高い評価を受けるということです。

 

採算と人事考課を紐づける具体的な方法

会社の利益に貢献した人物を評価するという制度にすれば、客観性と公平性が保たれる上、「昇給昇格のために頑張る」というベクトルと、「企業利益のために頑張る」というベクトルが一致するため企業モラル向上にも繋がります。

人事考課が曖昧な会社組織の中は、サボっている人がいたり、不満ばかり言っている人がいたり、大した働きをしていない(ように見える)のに高給取りの人がいたり、自分はいつも忙しくしていて損な役回りだと思っている人がいたり…というのがよくある姿だと思います。

その結果、優秀なのに正当に評価されない人は会社を辞め、あまり仕事はできないけど古参だからとか、縁故があるからという理由で給料が高い人が残ってしまい、企業自体の力が弱まってしまうのです。

そうなってしまう前に、意味ある人事考課を作りたいと思いませんか?

人事考課を採算と結びつけるために必須なのが、部門別採算制にすることです。

どの部門が儲かり、どの部門が足を引っ張っているのか。その時重要なのは、売上の大小で見るのではなく、人・モノ・金を効率良く使えているか?という採算ベースで見ていくのです。

 

人事考課制度がうまくいくと、社内に何が起きるのか?

採算をベースにした客観的で公平な人事考課制度が構築されると、具体的に社内はどうなっていくのでしょうか?

それは一言でいうと、「全員参加型の企業になれる」ということです。

一人ひとりの社員が何を目標に、どう仕事を進めていくかというベクトルが揃うことで、会社をより良くしていこう。売上、利益を上げるために自分の部署ができることは何なのだろう?と、社員が採算を考えて動くようになります。

つまり、経営への全員参加が叶うということです。

こんなに心強いことはありません。

自分さえよければいいやとか、給料が貰えればそれでいい、という低いモチベーションしか持てなかった社員も、採算により正当な評価が得られると分かれば、当然気持ちを改めます。

適当にやっていた人も、採算つまり経営数字に対する意識が向くので、考え方が変わります。もちろん、優秀な人は今まで以上に力を発揮してくれることでしょう。

つまり、人事考課制度は、その制度そのものが無意味なのではなく、会社の採算と紐づけて構築することができれば十二分に力を発揮できる存在だということです。

参考になれば幸いです。

 

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